鳥取県産のブランド牡蠣「夏輝」はブランドラベルが付き、その名の通り、産卵前のカキの身が大きくなる夏が一番の旬で、岩のような見た目の大きな殻からは想像もつかない程、中に大きな身があり、滑らかな口当たりで濃厚な身は至極の味です。今回はそんな「夏輝」の魅力を深掘りします。
鳥取県の岩牡蠣
鳥取の岩牡蠣は大きいもので長さ20cm、重さ1kgにも達し、素潜り漁等で採られた天然ものです。
「海のミルク」と称される岩牡蠣は冬のマガキと違い初夏からお盆にかけてが旬で、鳥取の夏の究極の味覚です。
岩牡蠣は海中の岩盤やコンクリートブロックに付着し成長します。
岩牡蠣が濃密に繁殖したとき、殻が窮屈そうに歪に成長した岩牡蠣を「つぼがき」と呼びます。
一方、回りに障害物がなく自由にのびのびと成長した岩牡蠣を「ひらがき」といい、見た目も良く、実入りも良いことから高価格で取引されます。
岩牡蠣の成長は遅く、夏輝までに成長するには概ね4年を要するので、じっと日本海の荒波の中で大きく育った逸品です。
夏輝とは
夏の海のように光り輝く天然の岩牡蠣を表現したいという思いから、平成17年に鳥取県内で採取されるすべての岩牡蠣を「夏輝(なつき)」と命名されました(平成19年、商標登録済)。
夏輝の中で、全体的に平べったく(通称でヒラガキと呼んでいます)かつ、殻(蓋)の長さが13cm以上ある夏輝にはブランドラベル(帯)を付けて販売します。
ブランドラベル付きの夏輝は、全体の10%程度しかなく、大変希少価値の高い、夏輝ブランドの主役と言えます。
令和2年8月、鳥取県漁業協同組合福部支所がプレミアム夏輝『砂丘の誉(ほまれ)』の販売を開始しました。
『砂丘の誉』は殻の長さが16cm以上、重さが1㎏を超えるほどもある巨大な、そして形も良型の夏輝で、ここまでの大きさに成長するのに20年はかかるといわれています。採取される場所も水深20メートルと深いところに生息しています。夏輝ブランドラベルにプレミアム王冠タグを付け、販売されます。『砂丘の誉』の採取量は一日10個程度と、ブランドラベル付きの岩牡蠣の中でもさらに希少価値の高い夏輝となっています。
夏輝の美味しい食べ方
鳥取県の地元漁師で定着している一番のおススメは何と言っても“生牡蠣”です。
レモン汁を落とし、生で豪快に頬張ると、磯の香りと濃厚なミルクの風味が広がります。
生食が苦手という方は、軽くあぶってレモンでいただいても美味しいです。
煮ても、焼いても、大粒の夏輝は縮むことが少なく、どんな調理方法でも贅沢にお召し上がりいただけます。
「夏輝」という名前の通り、産卵前のカキの身が大きくなる夏が一番の旬!
漁期がわずか1ヶ月という、超希少な天然特大岩牡蠣「夏輝」を是非お楽しみください。
著者

- UOICHI MARKETSは全国の産地から厳選した旬の牡蠣(カキ)・オイスターを中心に海産物や加工食品の通販・サブスク(定期購入)ができるショップです。
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