全国漁業協同組合連合会は、勤労感謝の日である11月23日を「牡蠣の日」と制定しました。この制定は、栄養豊富で労働の疲れを癒してくれる牡蠣を、多くの人に食べてほしいという願いから、2004年に行われました。また、鍋物や贈答用の需要がピークを迎える12月を前に、牡蠣の消費拡大を図る目的もありました。
「牡蠣の日」制定の背景
栄養豊富な牡蠣の特性
牡蠣にはグリコーゲンをはじめとする多くの栄養素が含まれており、日頃の勤労の疲れを癒すのに適しています。
日付の選定
11月23日は「勤労感謝の日」であり、国民互いに感謝し合う日です。この日に栄養豊富な牡蠣を食べて、心身ともにリフレッシュしてもらいたいという願いが込められています。
需要の時期
牡蠣の消費が本格化する12月を前に、その需要をさらに高めることを目指し制定されました。
「牡蠣の日」制定の目的
牡蠣を食べて日頃の勤労の疲れを癒してもらうこと。
国内産カキの消費を拡大させること。
11月23日を牡蠣に感謝する日、または牡蠣の魅力を再認識する日とすること。
真牡蠣と岩牡蠣
牡蠣のシーズンは12月とご紹介しましたが、実は、牡蠣には旬が2回あります。
それは、冬が旬の“真牡蠣”と夏が旬の“岩牡蠣”です。
どちらも名前は耳にしたことがあるかもしれませんが、違いがよく分からないという方も多いはず。今回は、そのモヤモヤもスッキリさせましょう。
■真牡蠣
真牡蠣は、秋から冬に栄養を蓄えて夏に一気に産卵します。産卵後は栄養価が落ちるため、味も著しく低下するので、栄養を蓄える秋から冬が食べごろとなります。真牡蠣は岩牡蠣に比べて小ぶりですが、旨みが凝縮されていてクリーミーな点も特長です。
■岩牡蠣
一方の岩牡蠣は、少しずつ時間をかけて産卵する点が特長です。そのため栄養が落ちることがなく、旨みがたっぷりつまった夏が食べごろとなります。また、岩牡蠣は岩のようなゴツゴツとした殻が特徴で、真牡蠣より大きくジューシーな味わいです。
牡蠣の栄養
牡蠣は栄養価の高さから「海のミルク」と呼ばれています。その優れた栄養価についてご説明します。
◎亜鉛
細胞の新陳代謝を促し、免疫力を高めます。不足すると、肌荒れ、味覚異常、免疫低下など、さまざまな不調を引き起こします。牡蠣は亜鉛の含有量があらゆる食品の中で、最も多いといわれています。
◎タウリン
栄養ドリンクの成分でよく聞く“タウリン”ですが、人間の体内のあらゆる状態を正常に戻す作用(ホメオスタシス)に優れた栄養成分です。
◎グリコーゲン
肝臓にストックされ、必要に応じてエネルギーに変換されます。即効性の疲労回復に役立つ栄養素です。グリコーゲンは、旨みのもとともいわれています。
◎鉄分
体内吸収の良い「ヘム鉄」多く含みます。また、銅の含有量も多く、貧血予防に効果的があめとされています。
◎カルシウム
骨格形成に欠かせない栄養素。イライラの解消にも効果を発揮します。
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