秋も深まる11月、今年も牡蠣が美味しいシーズンに入ってきましたね。
日本海・太平洋と、海に囲まれた日本は天然の牡蠣はもちろん、養殖の牡蠣も多く生産されており、また養殖技術も発達しており、ぷりぷりの身に海のミネラルをたっぷり含んだクリーミーな牡蠣が絶品の時期です。
旬な時期だからこそ、生牡蠣にレモンを絞ったり醤油をかけたりと、それだけで十分に牡蠣の美味しさを味わえますが、やはりそこに合わせる飲み物も重要ですよね。
今回は、新鮮な牡蠣に合わせたい、牡蠣に合うワインをご紹介していきます。
【牡蠣に合うワイン①】ド定番のシャブリ
シャブリとは、フランス・ブルゴーニュ地方・シャブリ地区にて、白ワイン用のぶどう品種であるシャルドネを原料として造られるワインのことです。
シャルドネは様々な場所でワイン造りに使用されていますが、シャブリ地区の冷涼な気候と石灰質な土壌により、フレッシュな酸味とキレを楽しむことができます。
冷涼な気候と特殊な土壌によって造られたシャブリは、独特な香りや味わいを楽しむことができます。
まず、シャブリは冷涼な気候の影響により、「フレッシュでシャープな酸味」を持っています。
そして、石灰質の土壌から造られることにより、「豊富なミネラル感」を持つという特徴があります。
シャブリ地区の土壌は、元々海の底にあったものが隆起したことにより出現したものであり、牡蠣や貝殻の化石などが混ざった石灰質な土壌です。このミネラルをたっぷり含んだシャブリ地区の土壌は「キンメリジャン」と呼ばれ、ぶどう品種であるシャルドネの魅力を最大限に引き出すと言われています。
シャブリがなぜ生牡蠣に合うのかは諸説ありますが、牡蠣や貝殻の化石を含んだ土壌から造られた白ワインだから、という説が有名ですね。
多くのシャブリは柑橘に似たフレッシュな酸、そして塩や石灰を思わせるミネラルを持ち、確かに生牡蠣との相性は良いです。
生牡蠣に合わせるためにシャブリを購入する場合は、「プティ・シャブリ」または3,000円台以下の「シャブリ」の中から選ぶのが無難でしょう。
【牡蠣に合うワイン②】ブラン・ド・ブラン
ブラン・ド・ブランとは、白ぶどうのみで仕込んだことを意味します。
シャンパーニュ地方では、通常2種の黒ぶどうピノ・ノワールとムニエ、1種の白ぶどうシャルドネをブレンドしますが、このキュヴェはその貴重なシャルドネだけを使った贅沢なアイテム。
レモンを始めとした柑橘の香りに白桃や洋梨の香りが加わり、爽やかながらアロマティック。
酸味のビシッと効いた軽快な味わいながらも、口中では熟成由来の香ばしさも拡がります。
口中の香ばしさをより引き出すには少し温度を上げて8℃程度がお勧めです。
キレのある酸味とミネラル感があるスパークリングワインがやはり万能です。
カジュアルに楽しむならブリュット(辛口)のカバを、贅沢にいくなら、シャルドネ100%のブラン・ド・ブランのシャンパンで生牡蠣を楽しむのが通かもしれません。
【牡蠣に合うワイン③】ホワイト / ヴァイングート ヴァイガント
ホワイト / ヴァイングート ヴァイガントは、この地方特有の白ブドウ6品種をプレス後、12.5hℓの大樽で9ヶ月間発酵・熟成。無濾過・無清澄にてボトリング後、瓶内でワインを落ち着かせてリリースされます。
少し濁りのあるグリーンイエロー色の外観。黄色リンゴや二十世紀梨、カボス、アップルミント、ライラックの花の香り。口に含むとフレッシュな果実の酸味とリンゴやみかんのようなジューシーな旨味を感じます。レモンピールのような仄かな苦みの余韻が、味わい全体を引き締めてくれています。
お食事全般合わせやすいですが、特にレモン、オリーブオイルを使用した牡蠣と相性抜群です!
いかがでしたか?
牡蠣はさまざまなワインに合う”万能”な食材であるということが改めてわかりますよね。
ワインが好きな方にもこれだけ合うものが多いと、いろいろ試してみたくなりますね!
もちろん人それぞれ好みがあるでしょう。
大量の牡蠣を美味しく食べるため、あなたも様々なワインを試してみてください。
そしてあなた自身のワインとのペアリングを決め、色々な人に教えてあげてくださいね。
著者
- UOICHI MARKETSは全国の産地から厳選した旬の牡蠣(カキ)・オイスターを中心に海産物や加工食品の通販・サブスク(定期購入)ができるショップです。
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